火災報知器から突然「電池切れ」の音が聞こえてきたものの、止め方が分からず、お困りではないでしょうか。火災報知器の電池切れの音は放っておいても、勝手に止まるものではありません。電池切れの状態では、火災報知器が正常に機能しなくなってしまうため、正しく対応するまで何度も鳴り続けます。
そこで今回は、家庭用火災報知器が「電池切れ」音を発した時の音の止め方や、電池切れの際の対処法などを解説します。安全な住環境を維持するために、火災報知器の電池切れには冷静かつ確実に対応していきましょう。
家庭用火災報知器が発する電池切れの音を消すには、2つの方法があります。
火災報知器にある「警報停止ボタン」を押す方法と、火災報知器から伸びている「紐を引っ張る」方法です。
どちらの止め方で音が止まるかは、設置されている火災報知器の機種によります。まずは、火災報知器に停止ボタンや紐があるかを確認してみてください。
それでも電池切れの音の止め方が分からない場合は、お使いの火災報知器メーカーのホームページなどで止め方を確認するのが確実です。
以下の動画では、能美防災の火災報知器における電池切れの音の止め方を解説しています。参考にしてみてください。
火災報知器の電池切れの音が止まっても、根本的な解決にはなりません。一時的に音を止めることができても、電池が消耗したままでは、電池切れの音が再び鳴るからです。
電池切れの音を止めてから、また鳴り出すまでの時間は16時間や24時間など、火災報知器のメーカーによって異なります。
ここでは、電池切れの音を止めた後の対応方法を解説します。
電池切れの音が鳴った場合は、電池の交換が必要です。住宅用火災警報器には、リチウム電池などが使われています。火災報知器に使われている電池は、通販や家電量販店などで取り扱われていますが、スーパーやコンビニには置いていないこともあります。そのため、購入の際は注意しましょう。
電池の交換方法は、お使いの火災報知器の機種によって異なりますが、天井に設置されている場合は安全に取り外して電池を交換し、音が鳴らなくなることを確認してください。
火災報知器の本体を取り替えます。火災報知器の本体ごと取り替える必要があるのは、以下の2つのパターンです。
まず、住宅用火災警報器は一般的に10年程度の寿命があります。そのため、10年を目安に新しいものへ交換するのが推奨されています。
また、火災報知器が設置から10年経っていなくても、汚れがひどく目立つ場合は交換するのがおすすめです。
さらに、火災報知器によっては、電池の交換ができないものもあります。この場合、電池切れの音が鳴った際には本体ごと取り替える必要があります。さらに、火災報知器の取り付けには、専門の業者による工事が必要な場合もあることも頭に入れておきましょう。
火災報知器が電池切れ警報音を出すことなく、正常に動作するためには、以下のような対策やメンテナンスが不可欠です。
それぞれの対策の内容を簡単に解説します。
一般的な電池と同様、火災報知器の電池には寿命があるため、適切なタイミングで交換が必要です。
多くの住宅用火災警報器では、年1回程度の確認を行うことが推奨されています。これにより、電池切れの音が鳴るのを未然に防ぐことができ、緊急時の備えとして安心です。
火災報知器は、動作確認ボタンでチェックを行いましょう。ほとんどの火災報知器には「動作確認ボタン」「テストボタン」といったものが設置されており、このボタンを押すことで警報音が正しく鳴るか確認できます。
この操作は、火災感知機能が正常に動作しているかどうかを判断するために有効です。
火災報知器の本体には寿命があり、通常10年を目安に交換が推奨されています。設置から10年を超えると、感知機能が低下する恐れがあり、火災時に警報音が正常に鳴らなくなるリスクがあります。
したがって、定期的な交換は火災報知器の正常な動作を保つために非常に重要です。さらに、本体の劣化によって発生する誤作動を防ぐためにも、設置時期を記録しておき、交換時期を見逃さないようにしましょう。
今回は、火災報知器の電池切れの音が鳴った際の止め方や、その後の正しい対処方法などを説明しました。火災報知器から電池切れの音が鳴ったら、まず停止ボタンや紐を使って電池切れの音を止めましょう。
しかし、根本的には電池の交換や火災報知器本体の交換が必要です。定期的な動作確認やメンテナンスを行うことで、警報音が不意に鳴り続ける事態を防ぎ、火災時の感知・警報を確実に行える状態を維持できます。
日頃から適切な対処とメンテナンスを習慣化し、火災リスクに備えましょう。
東報防災工業株式会社では、火災報知設備や防排煙設備、消火器など、多様な防災機器を取り扱っております。施設の防災対策において、最適な設備選定や設置のご提案も行っております。
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