「ジリジリジリ……という音が聞こえるけれど、火災報知器が鳴っているのだろうか」「火事なのか、それとも誤作動なのか分からない」と不安になっていませんか。
特にマンションなどでは、自宅の火災報知器なのか共用部の非常ベルなのか判断できず、避難すべきか迷うこともあります。
この記事では、ジリジリ音の発生源や確認方法、正しい対応方法について解説します。
ジリジリ音の正体を見極め、適切に対応しましょう。
「火災報知器からジリジリ音が聞こえる」と表現されることがあります。しかし、実際には火災時に火災報知器から聞こえる警報音とジリジリ音は異なる場合がほとんどです。
一般的に火災報知器と呼ばれる住宅用火災警報器は、煙や熱を感知すると 「火事です、火事です」「火災を感知しました」といった音声や、「ピー、ピー、ピー」という警報音で異常を知らせます。
一方、マンションやビルでは、自動火災報知設備が火災を感知すると、廊下や共用部などに設置された地区音響装置(非常ベル)が作動します。
この非常ベルは「ジリリリリリ」「ジリジリジリジリ」のように聞こえることがあり、多くの方が「火災報知器のジリジリ音」と認識しているようです。
つまり、火災時に聞こえるジリジリ音の正体は、火災報知器や感知器そのものではなく、地区音響装置(非常ベル)である場合が多いということです。
実際にどのような音が鳴るのかは、以下のサンプル音を参考にしてみてください。
■非常ベル音
出典:著作権フリー 商用利用可能 な 【効果音】 火災報知機 アラーム
■住宅用火災警報器の音
・火災
出典:能美防災|動画で見る住宅用火災警報器|火災でないときに火災警報が発報した場合の対処方法
・電池切れ
出典:能美防災|動画で見る住宅用火災警報器|電池切れ時の対処方法
ジリジリ音が聞こえると、「火災報知器が鳴っているのでは?」と不安になる方も多いでしょう。しかし、火災報知器そのものがジリジリ音を発している可能性は低いです。
特にマンションやビルでは、火災時に作動する地区音響装置(非常ベル)の音をジリジリ音として認識しているケースが多くあります。
ここでは、ジリジリ音の正体や、実際にどの機器が音を鳴らしているのかを解説します。
マンションやビルで聞こえるジリジリ音として最も代表的なのが、地区音響装置(非常ベル)です。
自動火災報知設備が煙や熱を感知すると、廊下や階段などに設置された非常ベルが鳴動し、建物内の利用者へ火災の発生を知らせます。
特に共用部から「ジリジリ」という連続音が聞こえる場合は、非常ベルが作動している可能性があります。
火災や誤作動、点検などさまざまな原因が考えられるため、まずは周囲の状況を確認しましょう。
マンションやビルで聞こえるジリジリ音は、煙を感知する感知器が直接鳴らしているわけではありません。
一般的な自動火災報知設備では、以下のような流れで警報が発生します。
つまり、利用者が聞いている「ジリジリ」という音は、廊下や階段、共用部などに設置された地区音響装置から発生しているケースが多くあります。
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ジリジリ音が聞こえた場合は、まずは落ち着いて音の発生源を特定することが大切です。
ここでは、ジリジリ音の原因を見極めるための確認方法を紹介します。
まずは、ジリジリ音がどこから聞こえているのかを確認しましょう。
その際は、自宅に設置されている火災報知器が作動していないかを確認することが大切です。火災を感知している場合は、警報音や音声案内が鳴り、本体の表示ランプが点滅している場合があります。
火災報知器に異常が見られない場合は、自室以外の設備から音が発生している可能性があります。
特にマンションやアパートでは、共用部に設置された地区音響装置(非常ベル)の音が室内まで聞こえることも少なくありません。
どこから音が聞こえているのかを確認することで、火災報知器の異常なのか、建物全体の設備が作動しているのかを判断しやすくなります。
マンションなどの集合住宅やオフィスビルでは、自宅内の火災報知器だけでなく、共用部の設備が音を発している可能性もあります。
たとえば、自動火災報知設備の受信機や地区音響装置(非常ベル)が作動している場合、自室ではなく共用廊下や階段付近から音が聞こえることがあります。
また、他の住戸で発生した異常によって警報が作動しているケースも考えられるため注意が必要です。
自室に異常が見当たらない場合は、共用部の状況を確認し、必要に応じて管理会社や管理人へ連絡することをおすすめします。
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ジリジリ音が聞こえた場合は、まずは自分の安全を確保することが重要です。そのうえで、ジリジリ音が鳴った際の正しい対応方法を解説します。
マンションやビルでジリジリ音が聞こえる場合は、地区音響装置(非常ベル)が作動している可能性があります。
非常ベルは火災の発生を建物内へ知らせるための設備であり、実際に火災が起きていることも考えられます。
まずは煙や焦げ臭いにおいがないか、周囲で避難が始まっていないかを確認しましょう。
火災の可能性が少しでもある場合は、音の原因を調べることよりも安全確保を優先し、必要に応じて避難するのが大切です。
ジリジリ音が聞こえた場合は、消防設備の点検や試験が行われていないか確認しましょう。
マンションやビルでは、定期的な消防設備点検の際に地区音響装置(非常ベル)を作動させることがあります。そのため、ジリジリ音が聞こえても、必ずしも設備の異常や火災が発生しているとは限りません。
建物内の掲示板やエレベーター内のお知らせ、管理会社からの案内などを確認し、点検予定がなかったか確認してみましょう。
ただし、点検かどうか判断できない場合は自己判断せず、管理会社や施設管理者へ確認することをおすすめします。
音の発生源が分からない場合や、長い時間ジリジリ音が止まらない場合は、管理会社や専門業者へ相談しましょう。
特にマンションでは、自室ではなく共用部の設備が原因となっているケースも少なくありません。
また、自動火災報知設備や住宅用火災警報器は防災設備であるため、誤った操作を行うと正常な機能に影響を与えるおそれがあります。
専門業者へ相談することで、原因の特定から修理・交換まで適切に対応してもらえます。
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ジリジリ音が聞こえた際の正しい対応方法や、音の発生源などについて解説しました。「ジリジリ」と聞こえた場合でも、その音が必ずしも火災報知器本体から発生しているとは限りません。
「火災報知器のジリジリ音」と思われている音は、実際にはマンションやビルの地区音響装置(非常ベル)が発している場合が多くあります。
ジリジリ音の正体を正しく見極めることで、火災時には適切に避難でき、設備の異常や点検時にも落ち着いて対応できるようになります。
万一に備え、建物の避難経路や非常口の位置を日頃から確認しておきましょう。
東報防災工業株式会社では、火災報知設備や防排煙設備、消火器など、多様な防災機器を取り扱っております。施設の防災対策において、最適な設備選定や設置のご提案も行っております。
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